Core Signs of Safety Tools and Techniques

家族とソーシャルワーカーへのインタビュー

一時保護をきっかけにセーフティ・ミーティングを重ね『もう,家族で話し合っていける』という言葉によって終結した事例

20 Jul 2022

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Language

  • Japanese

お母さんが子どもを連れて長期間家出をしてしまうことで、子どもが学校に通えないなどの権利侵害が生じていたケースです。お父さんは、お母さんの求めに応じて生活費を仕送りしていました。

警察等も関与し、母子が保護されました。子どもは中学1年生でした。衣服も汚れており、虫歯がひどい状況でした。自発的な言葉はほとんどない状態でした。

一時保護されて間もなく、マッピングを行い、家族との協働のアセスメントを始めました。

家庭復帰を目指すことが確認されましたが、子どもの心身の回復のために、いったんは里親宅で生活することが合意されました。 子どもの生活は、少しずつ落ち着き、里親とぎこちなく会話できるようになりました。 セーフティ・ミーティングが重ねられました。お父さんは今回の出来事を親族に伝えることをかたくなに拒否しました。しかし、家を出て、自立していた姉に事情を話し、姉が家に帰ってくることになりました。 1年が経って、家庭引き取りが実現しました。お母さんが家出をすることがありましたが、子どもが一緒に行くことはありせんでした。本資料では、子ども、お父さん、お母さん、担当ソーシャルワーカーに対して行ったインタビューの一部を紹介します。インタビューから、サインズ・オブ・セーフティが、家族やソーシャルワーカーに与えた影響をよみとることかできます。

Last updated Wednesday, 20 July 2022 10:41:56 PM